壱
20081209
壱生もと純米酒火入 神戸酒心館(兵庫県)
私が心を揺さぶられるお酒の一つといえます。
速醸もとで仕込まれた壱もいいのですが、生もと造りのこちらが絶品です。
ただ、毎年の造りに非常にばらつきがあり、味の多い年などは少し持て余します。
今回紹介するお酒も、入荷は一年前の今頃です。
希望が無い限り、新しいお酒は店頭に並べません。
一年かそれ以上の貯蔵をさせてから、御案内しています。
神戸酒心館のこのお酒は、ついつい阪神淡路大震災の話しにリンクされ、
ナイーブに紹介されていますが、それはそれとして、
もう少し大きな時間の流れでもって評価されても良いと思います。
灘にあるこの蔵の界隈には、全国シェアを誇る蔵元が並び立ちます。
現在でも、清酒の全国への出荷量は、灘で造られたものが四割近くを占めます。
江戸期の下り酒としてもてはやされた時代には、
量だけでなく質そのものも、その評価に違わないものだったのでしょう。
しかしながら、現在の灘から全国へと出荷される清酒は、
その本来の姿とは似て非なるものです。
糖類や酸味料、そして必要以上のアルコールを添加したものは、
リキュール類か雑酒でいいのではないでしょうか。
などと、純米酒礼讃がしたいわけではありませんが、
ここ神戸酒心館の醸すお酒は、灘に残る本流の生もとへの挑戦があります。
甘くて、濃くて、懐深いおおらかなこのお酒、お燗で楽しんで欲しいです。
お買い物はこちらからです。
壱生もと純米酒火入 神戸酒心館(兵庫県)
私が心を揺さぶられるお酒の一つといえます。
速醸もとで仕込まれた壱もいいのですが、生もと造りのこちらが絶品です。
ただ、毎年の造りに非常にばらつきがあり、味の多い年などは少し持て余します。
今回紹介するお酒も、入荷は一年前の今頃です。
希望が無い限り、新しいお酒は店頭に並べません。
一年かそれ以上の貯蔵をさせてから、御案内しています。
神戸酒心館のこのお酒は、ついつい阪神淡路大震災の話しにリンクされ、
ナイーブに紹介されていますが、それはそれとして、
もう少し大きな時間の流れでもって評価されても良いと思います。
灘にあるこの蔵の界隈には、全国シェアを誇る蔵元が並び立ちます。
現在でも、清酒の全国への出荷量は、灘で造られたものが四割近くを占めます。
江戸期の下り酒としてもてはやされた時代には、
量だけでなく質そのものも、その評価に違わないものだったのでしょう。
しかしながら、現在の灘から全国へと出荷される清酒は、
その本来の姿とは似て非なるものです。
糖類や酸味料、そして必要以上のアルコールを添加したものは、
リキュール類か雑酒でいいのではないでしょうか。
などと、純米酒礼讃がしたいわけではありませんが、
ここ神戸酒心館の醸すお酒は、灘に残る本流の生もとへの挑戦があります。
甘くて、濃くて、懐深いおおらかなこのお酒、お燗で楽しんで欲しいです。
お買い物はこちらからです。
2008-12-09 20:28
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