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よなよなエール [入荷予定]

20081210

よなよなエール ヤッフォー・ブルーイング(長野県)

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もしかしたら、うちの店で今年一番に元気だった商品かもしれません。

今年のビール類における出荷量の内訳で、
第三のビールが発泡酒を抜くであろうという記事をみました。
一方で、プレムアムタイプのビール市場も、
各社が大きく梃入れしている分野でもあります。
サッポロさんやサントリーさんのプレミアムビールも決して悪いわけではないのですが、
もう既にスーパーやディスカウントの商材となってしまっていて、
今更うちの店で強くアピールする意味も見えてこず、何か無いかなと探していた所で、
出会ったのがこちら、ヤッフォー・ブルーイングさんのよなよなエールでした。

何となくネーミングから期待はずれを予想していたのですが、
実際に飲んでみて、良い意味で裏切られた秀逸な出来のビールでした。

香りにはバナナやマンゴーのニュアンスがあり、忘れられないヒントになります。
口に含んでしっかりとした苦みがあるので、味の輪郭がぼやけてきません。
余韻は短めですが、すっきりとした切れの良さが印象的です。
魚よりも肉料理、ハーブやスパイスを効かせた煮込み系のものが食べたくなります。

地ビールにありがちなのですが、酵母が残留している無濾過のものがあります。
保存の意味からも、決して悪いわけではありませんが、
大手メーカーのクリーンなピルスナーやラガータイプが主流の日本の市場では、
イースト臭の残るビールはいまいち市民権を得るのは難しいと思います。
その意味では、よなよなビールは、香りのインパクトと苦みのアクセントがありながら、
解りやすい美味しさを提供できていると思います。

もう一つ評価したのは、サンサンオーガニックというビールが、
有機農産物加工酒類の認証を受けていることです。
認証内容についてはこちら(財務省)を参考にしてみてください。

単にお金を掛け、有機の原料を使って仕込むことは可能です。
作業工程における約束事をクリアしなければならない、
加工の文字の入るこの認証をとってこそ、エコな生産者と呼べるのかなと思います。
有機の原料へのこだわりだけだと意味が無いと言うわけではありませんが、
例えば、当店は有機栽培のお野菜を使用していますと謳っている飲食店が、
食器を洗うのに化学洗剤を使っていたり、
二酸化炭素の排出量が多い形での経営をしていたりするのは、
何だか矛盾を感じたりするんですよね。

よなよなエールは自社でお得なネットショップを運営しているので、
お買い物はそちらでした方がいいやもしれません。
それでも、あんたから買い物したいなと思われる方はこちらからです。





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