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篠峯 [入荷予定]

篠峯純米愛山無濾過生酒2009BY
   千代酒造(奈良県御所市大字櫛羅)

DSCF0639.jpg

そして、愛山です。

愛山という酒米に魅了されている蔵元が、全国で増えつつあります。
生産量の少ない希少なお米であることから、スペックの高いお酒、
精米歩合の大きい、磨いたお米で醸す生産者が多いようです。
そう言った意味からすると、純米酒規格くらいの愛山のお酒の可能性は、
まだまだこらからの段階だと言えます。

堺さんの隠し玉、限定数のみでの出荷となりました。

愛山は、1941年に兵庫県立明石農業改良実験所にて愛船117と山雄67を交配されました。
山雄というお米が、山田錦と雄町の交配になります。
酒米としては優秀でしたが、栽培が難しく、収量も少ないことから、
農家さんは敬遠するようになり、生産量はごく僅かになりました。
その僅かに生産されたお米も、同じ兵庫県にある酒蔵、
剣菱酒造さんが契約栽培で取り扱っていたそうで、微妙に独占的な状況であったそうです。
ただ、阪神大震災を契機にその関係も崩れ、全国的に広まるようになったそうです。
現在、愛山のお酒を仕込む蔵元は数十蔵程度でしょうか。

実際のお酒の方は、非常にドライな印象です。
この蔵の純米大吟のお酒は、柔らかな酸に包まれた果実味の乗った味わいですが、
こちらの純米愛山は、とてもシャープな仕上がりです。
ほのかにメロンやイチゴの香りがあり、
微かな甘みのあと、伸びやかな酸味が駆け抜けます。
愛山で仕込んだお酒らしく酸には角がありませんが、
味の膨らみを感じるには、少し熟成期間が必要でしょう。
余韻はとてもドライですが、渋味を感じることなく続きます。

やはり愛山です。

初夏の食材といい相性を示しそうです。
グリーンアスパラガスやフキ、空豆や筍、
魚だとイサキやアジ、もう少し後の、スズキ等も良さそうです。
生酒を少し冷やして飲むなら、キウイやいちじく等のフルーツも合いますし、
生ハム等と一緒に提供するスタイルでもいい感じです。

お買い求めの方はお早めにこちらからどうぞ。





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