玉川

20100707

玉川純米吟醸生原酒一年熟成　2008BY
　　　木下酒造(京都府京丹後市)



やはりインパクトのあるラベルです。
木下酒造さんから熟成酒の案内です。

英国人杜氏ハーパーさんの存在という話題性もあって、
ここ三期程の造りで醸されてきたお酒はほぼ完売状態が続いてきたそうです。
お酒が売れていくことは蔵元にとっては悪い事ではないのですが、
山廃仕込みや生もと造り、あるいは酵母無添加といった、
力強く腰のある味わいを基調とする玉川のお酒は、
もう少し熟成させた方が美味しくなるのではと思われるものもありました。
この五百万石を原材料に14号酵母を使用した純米吟醸酒も、
昨年はまだ味わいが硬く、飲み頃がもう少し先になるであろうということで、
蔵で氷点下で一年程熟成させてから出荷を迎えました。



上槽日からの期間を数えると500日以上になるそうです。
酸の角も取れ円みを帯びた味わいが、つるりと喉をすべり落ちていきます。
まさに、玉の様な玉川のお酒となっています。
一升瓶換算で300本程の限定出荷となっています。

簡単にテイスティングコメントをすると、
香りは少し生酒の熟成したイーストのニュアンスがあります。
口に含むとこうばしさと相まって、焼きたてのパンの香りがします。
甘味は程々に、酸味が結構あります。
爽やかでいて熟れた感もあるので、琵琶や柿の様な果実様の味わいです。

お買い求めはこちらからです。

タグ：木下酒造 玉川 フィリップ・ハーパー 熟成