いづみ橋

20101114

いづみ橋秋とんぼ山廃純米酒雄町
いづみ橋秋とんぼ山廃純米酒山田錦
　　　泉橋酒造(神奈川県海老名市下今泉)



そういえば、このお酒達の入荷告知を忘れていたようです。

泉橋さんからひやおろしは、山廃仕込をした二つのお酒です。



雄町米を使った方は、やや濃醇に旨味をしっかりと残しました。
お燗にするとフルボディの味わいです。
数値的には辛いはずなんだけど、蜂蜜やカラメルのようなニュアンスを感じます。

それにしても雄町米を自家栽培で仕込むなんてすごいです。
このお米は収穫が10月下旬になるため、
冬の仕込みの準備に追われ始める寒仕込みの蔵元にとっては、
まさに二足のわらじというとても大変なことです。
泉橋さんでは、刈り取り後に精米までの時間を短縮するため、
大型の乾燥機を導入しているそうで、設備投資等のお金もかかります
精米後に熱を持ったお米を乾燥させることも考えると、
とてもタイトなスケジュールになりそうです。

もう一つは山田錦を使用した、同じく山廃仕込のお酒です。



日本酒度が＋23と言うびっくりな超辛口ですが、
薄っぺらい辛さではなく、軽快感のある辛味を感じます。
山廃仕込のためでしょうか、乳酸の旨味もほのかに感じますし、
こちらもお燗で味わいが大きく膨らみます。
以外に低い温度でもしっかりとした味わいがするのが不思議です。

このシリーズのお酒にはとんぼが登場しますが、
秋のラベルにはカップルの二匹がハートマークを背景にして描かれていて、
婚姻、産卵の意味が込められています。



夏にはヤゴが登場したこれらのお酒には、
たんぼにとんぼが宿る風景を残したい、
そんな蔵元の願いからこのラベルは生まれました。

秋とんぼは限定入荷となりましたので、店頭でのみの販売となります。

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