本坊酒造

20110602

芋焼酎　別撰熟成桜島25°

本坊酒造(鹿児島県)

　2011年三月出荷分の別撰熟成桜島が入荷していました。

　通常、知覧蒸留所で蒸留された桜島用の原酒は、貯蔵タンクで熟成させた後に貯蔵期間の違う複数の原酒をブレンドし、香味を整えた上でアルコール度数を25°迄加水して出荷されています。ただ、まれに他の原酒とブレンドするのはもったいない程に良い熟成をした原酒があったりもしたのですが、これまでは通常の桜島のままで出荷されていました。

　この別撰熟成桜島は、それらの特別な原酒を更に貯蔵期間を延長して熟成させ、それのみで瓶詰めした、桜島を“超えた桜島”、「スーパー桜島」とも呼べるような特別な焼酎に仕上がっています。

　少しロースト香を含んだような穀物や栗のような香りがあり、口に含むと酸味は穏やかで、厚みのある甘味が下の上に広がります。ドライフルーツのような熟れた果実の甘味を感じ、余韻には焼き栗のような香りが鼻に抜けてきます。
　湯割はやや温めに、ロックが美味しい飲み方です。

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