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志太泉 [入荷予定]

20111016

志太泉純米吟醸入魂山田錦

志太泉酒造(静岡県藤枝市)


DSCF3282.jpg

 日本酒ゴーアラウンドでも大活躍してくれた志太泉酒造さんからの再入荷です。


 造りに使用する酵母には、HD-1という9号系の静岡酵母と華やかな香りが出る明利酵母という10号系の酵母が使用されています。
 昨年は明利酵母だけで仕込んでいましたが、やや切れが鈍重になることから、9号系の酵母を併用することになりました。
 香りは高めですが酸もそこそこ出ており、クリームを感じさせる料理等には好相性を示してくれます。この辺りは、カプロン系の香りのあるお酒だからこそなせる技ですね。

 しばしば、華やかなカプロンを強く纏った香りの高いお酒は「香り系」等と呼ばれ反面教師にされてしまいますが、簡単に一括りにして駄目出しをするのもどうかと思っています。
 逆に香りの無いお酒って、美味しいのでしょうか?
 風邪を引いて鼻が利かない時に口にする食べ物が美味しくないと感じることはよくあることですが、これは香りが感じられないからですよね。食べ物の美味しさって、半分以上は香りに由来するのではないでしょうか。百歩譲って、最低限半分は香りが美味しさのもとになっているはずです。
 要はバランスが大切なのであって、他の口にする物の香りを壊す程だといけないのでしょうが、カプロン系の香りであろうが、使う方の用い方次第で、多様性の一つとして飲み分けることは可能だと考えています。必要とされない存在なんて無い筈ですね。
 一つには、カプロン系の香りの生成時には脂肪酸が結びつくので、沢山飲めばくどく感じるようになるということがあります。一方で料理に油を使ったものを選べば、楽しいマリアージュをもたらしてくれますよ。
 生ハムにメロンや白桃を合わした料理なんかはかなりいい感じで、フルーツの爽やかな酸がお酒の甘味をより洗練させてくれます。

 お買い求めはこちらからになります。



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