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ヒトミワイナリー [入荷予定]

20111018

Fruity&Dry Niagara 2010

ヒトミワイナリー(滋賀県東近江市)


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 葡萄酒(ワイン)には葡萄の香りがしないの?


 葡萄から作られるお酒であるワインに、その原料となる葡萄の香りが典型的に残っているのはマスカット系葡萄を使用した北イタリアの発泡性ワイン、アスティ・スプマンテと一部のドイツ系品種のみといわれています。更には評価の高いワインでは葡萄由来の香りを良くないものとしています。

 葡萄品種の大きな大別に、欧州系品種(ヴィニフェラ)と北米系品種(ラブルスカ)があります。北米品種にはフォクシィ呼ばれる果実の強い芳香があり、これが良きワインの香りからは除外されています。
 ただ、葡萄を生食する日本人にとってはそれ程には抵抗のあることではなかったりもして、ワインを飲む事を学習していく過程で、そのような習慣が刷り込まれてくるのではないかとも思えるのですが・・・、いかがでしょう。

 生食用葡萄の栽培が盛んな日本では、北米系品種がワインに仕込まれることがしばしばあります。それらが放つ香りから連想される味わいのバランスから、甘味が多く残る仕上がりになっていることが多かったようです。アルコール発酵を経たお酒としてのワインの飲むというよりも、しぼりたて果汁のジュースを飲んでいる感じに近いかもしれません。
 ヒトミワイナリーさんでは従来の甘口と呼ばれるタイプとは別に、ドライに仕上げたナイアガラ葡萄のワインを造ってきました。ありがちなのは、甘味を減らす過程でボディまで失われてしまうことなのですが、このワインでは上手くその点はクリアできていて、強い果実の芳香に見合ったボディと酸のストラクチャーを持ち合わせています。

 ナイアガラ種が持つ特有の強い芳香はありますので多少は食材を選ぶかもしれませんが、柑橘を思わせる酸味が豊かにありますので、レモンや柚子をアクセントに加えるような料理とは良い相性を示してくれそうですね。


お買い求めはこちらからになります。



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