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純青 [入荷予定]

〜入荷情報〜

兵庫県加西市にある富久錦さんからの入荷になります。

純青生酛純米吟醸酒木桶短棹渡船R2BY 3200円(3520円)
純青生酛純米吟醸酒木桶短棹渡船30BY 3200円(3520円)

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木桶で仕込む四年目のお酒となります。
使用される木桶は蔵に眠っていた数本の使われなくなった桶を組み合わせて新たに組み上げたものになります。温度コントロールは難しくなるようですが、ホーローなどとの醪経過の違いを意識するようになり、当初の頃にあった戸惑いも無くなってきているようです。
地元加西産の短棹渡船を60%にて用いて生酛仕込で醸しています。果実的な要素は少なく、どちらかと言えばお花のニュアンスがあって、味わいはとても端正です。酸も富久錦さんのお酒としては緩やかなカーブを描いて立ち上がり、瑞々しさを後から感じさせてくれます。
あまり冷やしすぎない温度か、温める場合は数パーセント加水してクリアさを少しぼかしてあげる方が美味しいです。
黒いラベルは二年目の同じお酒です。少量ですが在庫が有ります。

富久錦さんのお酒自体はずっと以前に何度か取り扱いがあったので‘リスタート’という言い方の方が正確かもしれません。
現社長の稲岡敬之さんたちが純青を立ち上げたのは2014年のことです。それまでも全国的にはいち早く純米蔵としてのお酒造りに辿り着いていましたが、そこでは酒造りを技術としての完成からは遠ざかるような時期もあったようです。播州平野からの豊かな恵として良質な酒米を使いながらも、良いお酒あるいは飲んで美味しいお酒を目指すことをともすれば見失うかのような迷走の時代もあったと聞きました。全量純米が手段ではなく目的化していたとも言えるのかもしれません。そんな中で稲岡社長が蔵人さん方との話し合いを何度も重ね、杜氏の村崎さんを中心として、酒質としてきちんと評価をされるお酒を醸したい、そのためには伝統的な酒造りに立脚をしたお酒造りに軸足を移し、それを形にしようとして生まれたのが「純青」のシリーズです。
「純青」のお酒では、地元である加西市で育った「夢錦」「短稈渡船」「愛山」「キヌヒカリ」などを契約栽培にて用いて、生酛造りを行なうことでより播州平野の風土に根ざしたお酒を生み出そうと取り組んでいます。その中で、木桶仕込の取り組みに挑戦をしたり、一方で搾り機などでは近代的な設備投資も新たに導入を始めています。
何度か蔵に足を運び利き酒をさせてもらって思うのは、そこにはやはり富久錦さんのお酒があるということです。ずっと以前に飲んだこの蔵の個性を感じさせる味わいはそのままに、蔵のある風土を感じさせる瑞々しさと清廉さを併せ持ったお酒が生み出されています。
地元農家さんとの取り組みは今後に益々とその好循環が生まれてくるはずです。期待を持ってこのお酒と向かい合って行きます。

その他の在庫
純青生酛純米吟醸無濾過生原酒兵庫夢錦R2BY 2800円(3080円)
純青生酛純米酒山田錦R1BY 3000円(3300円)
純青生酛純米吟醸おりがらみ生原酒兵庫夢錦R1BY 2800円(3080円)
純青渡船生酛純米木桶仕込30BY 3200円(3520円)

http://sakebox.ocnk.net
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