無窮天穏 [入荷予定]
〜入荷情報〜
島根県出雲市にある板倉酒造さんからの入荷です。
KODANE生酛佐香錦R2BY 2200円
無窮天穏生酛純米吟醸斎香R1BY 4000円
無窮天穏生酛純米吟醸斎香30BY 4000円
無窮天穏生酛純米吟醸斎香29BY 4000円
小島達也杜氏プロデュースの新シリーズとなる「雑穀どぶろく」が入荷をしてきました。お酒造りを経済活動ではなく生命活動の在り様として捉え直す試みとして、清酒だけでなく様々な醸造活動へと押し広げていく展開に向け、最初の出発点を原始日本人が醸したと思われる「どぶろく」での製品化となりました。
原料は佐香錦プラスの雑穀を生酛で醸しています。どぶろくですので漉さずに瓶詰され加熱処理もしていません。強発泡性で開栓注意です。蔵から到着後に2℃の冷蔵庫で保管をしていますが、キャップを押し上げて中身が沁み出して来ています。
くれぐれもご注意をください。
斎香の醸造年が切り替わりました。R1BYは凪いだ湖面を覗き込んだような静寂に包まれてような味わいです。仄かな白い花を思わせる香りをただよわせ、軽い甘みを味蕾に広げてくれます。余韻に向けて酸は静かに口の中を流れて行きます。とても静かな端正な味わいです。
30BYと29BYも僅かづつですが在庫があります。
こちらは昨年の天雲にコメントになります。
天雲は改良雄町を使用し生酛造りにて醸された純米吟醸酒で、アルコール度数は通常の詰口よりも低い13%になっています。
薄さは感じずに複雑さと深さがありながら、軽快で伸びやかな味わいが続きます。
生酛は野生酵母を呼び込むので酸の多いお酒となると言われていますが、それは違うようです。生酛によって生成した酒母中の酵母は速醸酛で生み出されたそれよりも細胞の組成が違うアルコール耐性が強い酵母になります。そのため、もろみ末期でも死滅することなく余分なアミノ酸の生成を抑えることで味わいの綺麗なお酒に仕上がります。酒母の生成中に多少なりの野生酵母の混入はありますが、仕込み量全体の酒母割合は全体の5%程度であり、全体として味わいにアクセントとなる個性を与える程度でしか影響をしないのでしょう。
また、天穏では製麹を通常よりも一日長い三日麹と呼ばれる方法で取ることで、糖化力が強い突き破精型の麹に仕上げています。
それら生酛造りと三日麹が合わさって、醪発酵を低温かつ長期で管理することで、お米の味わいを多すぎることなく、しかしながら深みのある余韻の長い味わいを引き出すことが可能になっています。
天啓の醸造年が切り替わりました。30BYは原酒での詰口です。過剰なまでの生命力が満ち溢れたお酒です。これまでの無窮天穏シリーズがもたらした柔らかさや伸びやかさの味わいとは一転、荒ぶり猛々しい素戔嗚尊のお酒です。原酒の詰口がそのような味わいをもたらしたのかもしれませんが、今までとは違う躍動感を秘め、取っ付きの良い飲み頃感からは遠いところにあります。
五百万石を用いた無窮天穏は新酒に切り替わるのに伴い原料米も代わりました。島根県で新しく開発中だった島系78号は縁の舞という正式名称が備わることになりました。しなやかで妖艶な装いに仕上がっています。
兵庫県産山田錦を使用した生酛純米大吟醸の「天頂（てっぺん）」が30BYに切り替わりました。今回は原酒での詰口になり、火入れも一回のみです。穏やかな甘やかさを漂わせ、味わいは澄み渡った透明感があります。口に含んだ液体は放射状に弾け、対象ともたらされた味覚の境界を忘れ浮遊感を覚えさせる余韻に続きます。
他者と自己が渾然一体。
斎蔵も30BYに切り替わりました。先行して山廃仕込をした山斎蔵が入荷をしいましたが、山斎蔵の躍動感とは対象的な静謐な味わいです。山斎蔵が身体を揺さぶるような能動的な喜びを感じさせるのとは違い、広い視座をもった遠近の調和を感じさせるパノラマに望むような雄大な静けさに満たされるようです。
28BYと29BYで進めてきた生酛吟醸という流れをより深さと高みのあるものに仕上げるため、30BY新たな試みがなされています。主なものとして、一つは「仕込み水の無濾過」ともう一つが「三日麹」の二つがあげられます。お酒造りを洗練させるものとして、生酛造りと吟醸造りという挑戦がなされて来ましたが、よりプリミティブな「祈り」を込める作業としてお酒造りを捉え直し、自然からの恵である「お米」を洗練させたものとして「お酒」にし自然へと返す、それを作為の外にあるものへと導くためとも言えるかもしれません。「御神酒」として神様への捧げ物を目指すお酒造りからもう一歩進め、アミニズムを思わせる土着的な「生命信仰」として人に生を宿すものとしてのお酒造りへと立ち位置を移動させています。一神教から多神教へ、単一主義から多様性を、小島杜氏の思考をなぞるのと目眩がするような刺激をもらえます。
飲む物を酔いの向こう側に誘ってくれるのが今の天穏のお酒たちです。
その他の在庫
天穏純米吟醸活性にごり生原酒春の月R2BY 2900円
無窮天穩生酛純米吟醸生詰原酒島系78号R1BY 4000円
無窮天穩生酛純米吟醸酒島系78号R1BY 3500円
無窮天穩生酛純米吟醸酒天雲R1BY 3000円／1500円
天穏山廃純米無濾過生原酒R1BY 3150円
天穏純米無濾過生原酒R1BY 2750円
天穏生酛純米改良雄町一火R1BY 2760円
天穏純米吟醸酒馨一火R1BY 2800円
天穏純米五百万石30BY＋R1BY 2350円
30BY
無窮天穏粕取り焼酎25°白蓮 2500円
天穏純米生詰原酒30BY 2700円
天穩山廃純米酒山田錦30BY 2750円
天穩山廃純米原酒山田錦30BY 3000円
天穏生酛純米改良雄町二火30BY 2760円
天穏特別純米酒馨二火30BY 2800円
天穏純米にごり酒30BY 2600円／1300円
天穏純米五百万石30BY＋R1BY 2350円
天穏純米生詰原酒ひやおろし30BY 2700円
天穏純米大吟醸原酒30BY 6500円
無窮天穩生酛純米吟醸酒斎香30BY 4000円
無窮天穩生酛純米吟醸酒五百万石30BY 3500円
無窮天穏生酛純米大吟醸原酒天頂30BY 7500円／3750円
無窮天穏生酛純米大吟醸酒斎蔵30BY 6000円／3000円
無窮天穏山廃純米大吟醸原酒山斎蔵30BY 6800円／3400円
無窮天穏生酛純米大吟醸原酒天啓30BY 4000円
29BY以前
無窮天穏カストリ焼酎 2500円
無窮天穏生酛純米大吟醸酒天啓29BY 6000円
天穏純米大吟醸原酒一回火入れ29BY 6500円
天穏純米吟醸改良雄町一回火入れ29BY 3400円
http://sakebox.ocnk.net/product-list/97
＃無窮天穏 ＃板倉酒造 ＃出雲市 ＃小島達也 ＃生酛造り ＃三日麹 ＃山陰吟醸
島根県出雲市にある板倉酒造さんからの入荷です。
KODANE生酛佐香錦R2BY 2200円
無窮天穏生酛純米吟醸斎香R1BY 4000円
無窮天穏生酛純米吟醸斎香30BY 4000円
無窮天穏生酛純米吟醸斎香29BY 4000円
小島達也杜氏プロデュースの新シリーズとなる「雑穀どぶろく」が入荷をしてきました。お酒造りを経済活動ではなく生命活動の在り様として捉え直す試みとして、清酒だけでなく様々な醸造活動へと押し広げていく展開に向け、最初の出発点を原始日本人が醸したと思われる「どぶろく」での製品化となりました。
原料は佐香錦プラスの雑穀を生酛で醸しています。どぶろくですので漉さずに瓶詰され加熱処理もしていません。強発泡性で開栓注意です。蔵から到着後に2℃の冷蔵庫で保管をしていますが、キャップを押し上げて中身が沁み出して来ています。
くれぐれもご注意をください。
斎香の醸造年が切り替わりました。R1BYは凪いだ湖面を覗き込んだような静寂に包まれてような味わいです。仄かな白い花を思わせる香りをただよわせ、軽い甘みを味蕾に広げてくれます。余韻に向けて酸は静かに口の中を流れて行きます。とても静かな端正な味わいです。
30BYと29BYも僅かづつですが在庫があります。
こちらは昨年の天雲にコメントになります。
天雲は改良雄町を使用し生酛造りにて醸された純米吟醸酒で、アルコール度数は通常の詰口よりも低い13%になっています。
薄さは感じずに複雑さと深さがありながら、軽快で伸びやかな味わいが続きます。
生酛は野生酵母を呼び込むので酸の多いお酒となると言われていますが、それは違うようです。生酛によって生成した酒母中の酵母は速醸酛で生み出されたそれよりも細胞の組成が違うアルコール耐性が強い酵母になります。そのため、もろみ末期でも死滅することなく余分なアミノ酸の生成を抑えることで味わいの綺麗なお酒に仕上がります。酒母の生成中に多少なりの野生酵母の混入はありますが、仕込み量全体の酒母割合は全体の5%程度であり、全体として味わいにアクセントとなる個性を与える程度でしか影響をしないのでしょう。
また、天穏では製麹を通常よりも一日長い三日麹と呼ばれる方法で取ることで、糖化力が強い突き破精型の麹に仕上げています。
それら生酛造りと三日麹が合わさって、醪発酵を低温かつ長期で管理することで、お米の味わいを多すぎることなく、しかしながら深みのある余韻の長い味わいを引き出すことが可能になっています。
天啓の醸造年が切り替わりました。30BYは原酒での詰口です。過剰なまでの生命力が満ち溢れたお酒です。これまでの無窮天穏シリーズがもたらした柔らかさや伸びやかさの味わいとは一転、荒ぶり猛々しい素戔嗚尊のお酒です。原酒の詰口がそのような味わいをもたらしたのかもしれませんが、今までとは違う躍動感を秘め、取っ付きの良い飲み頃感からは遠いところにあります。
五百万石を用いた無窮天穏は新酒に切り替わるのに伴い原料米も代わりました。島根県で新しく開発中だった島系78号は縁の舞という正式名称が備わることになりました。しなやかで妖艶な装いに仕上がっています。
兵庫県産山田錦を使用した生酛純米大吟醸の「天頂（てっぺん）」が30BYに切り替わりました。今回は原酒での詰口になり、火入れも一回のみです。穏やかな甘やかさを漂わせ、味わいは澄み渡った透明感があります。口に含んだ液体は放射状に弾け、対象ともたらされた味覚の境界を忘れ浮遊感を覚えさせる余韻に続きます。
他者と自己が渾然一体。
斎蔵も30BYに切り替わりました。先行して山廃仕込をした山斎蔵が入荷をしいましたが、山斎蔵の躍動感とは対象的な静謐な味わいです。山斎蔵が身体を揺さぶるような能動的な喜びを感じさせるのとは違い、広い視座をもった遠近の調和を感じさせるパノラマに望むような雄大な静けさに満たされるようです。
28BYと29BYで進めてきた生酛吟醸という流れをより深さと高みのあるものに仕上げるため、30BY新たな試みがなされています。主なものとして、一つは「仕込み水の無濾過」ともう一つが「三日麹」の二つがあげられます。お酒造りを洗練させるものとして、生酛造りと吟醸造りという挑戦がなされて来ましたが、よりプリミティブな「祈り」を込める作業としてお酒造りを捉え直し、自然からの恵である「お米」を洗練させたものとして「お酒」にし自然へと返す、それを作為の外にあるものへと導くためとも言えるかもしれません。「御神酒」として神様への捧げ物を目指すお酒造りからもう一歩進め、アミニズムを思わせる土着的な「生命信仰」として人に生を宿すものとしてのお酒造りへと立ち位置を移動させています。一神教から多神教へ、単一主義から多様性を、小島杜氏の思考をなぞるのと目眩がするような刺激をもらえます。
飲む物を酔いの向こう側に誘ってくれるのが今の天穏のお酒たちです。
その他の在庫
天穏純米吟醸活性にごり生原酒春の月R2BY 2900円
無窮天穩生酛純米吟醸生詰原酒島系78号R1BY 4000円
無窮天穩生酛純米吟醸酒島系78号R1BY 3500円
無窮天穩生酛純米吟醸酒天雲R1BY 3000円／1500円
天穏山廃純米無濾過生原酒R1BY 3150円
天穏純米無濾過生原酒R1BY 2750円
天穏生酛純米改良雄町一火R1BY 2760円
天穏純米吟醸酒馨一火R1BY 2800円
天穏純米五百万石30BY＋R1BY 2350円
30BY
無窮天穏粕取り焼酎25°白蓮 2500円
天穏純米生詰原酒30BY 2700円
天穩山廃純米酒山田錦30BY 2750円
天穩山廃純米原酒山田錦30BY 3000円
天穏生酛純米改良雄町二火30BY 2760円
天穏特別純米酒馨二火30BY 2800円
天穏純米にごり酒30BY 2600円／1300円
天穏純米五百万石30BY＋R1BY 2350円
天穏純米生詰原酒ひやおろし30BY 2700円
天穏純米大吟醸原酒30BY 6500円
無窮天穩生酛純米吟醸酒斎香30BY 4000円
無窮天穩生酛純米吟醸酒五百万石30BY 3500円
無窮天穏生酛純米大吟醸原酒天頂30BY 7500円／3750円
無窮天穏生酛純米大吟醸酒斎蔵30BY 6000円／3000円
無窮天穏山廃純米大吟醸原酒山斎蔵30BY 6800円／3400円
無窮天穏生酛純米大吟醸原酒天啓30BY 4000円
29BY以前
無窮天穏カストリ焼酎 2500円
無窮天穏生酛純米大吟醸酒天啓29BY 6000円
天穏純米大吟醸原酒一回火入れ29BY 6500円
天穏純米吟醸改良雄町一回火入れ29BY 3400円
http://sakebox.ocnk.net/product-list/97
＃無窮天穏 ＃板倉酒造 ＃出雲市 ＃小島達也 ＃生酛造り ＃三日麹 ＃山陰吟醸
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