杉錦

20100813

杉錦山廃純米酒　畦っ蔵維新　2009BY
　　　杉井酒造株式会社(静岡県藤枝市小石川町)



「静岡発ホンモノの味を探せ」というある会の企画で、
自分たちで作った酒米を酒蔵に持ち込んでお酒を造る
「畦っ蔵ゼミナール」さんとコラボレーションしたお酒です。
ＥＭ農法という有用微生物の培養液を田んぼに撒く事によって
健康に作物を育てる農法によって栽培した「山田錦」を育てたそうです。



種麹屋の秋田今野モヤシさんに明治時代に分離された
多酸性の酵母というのがあり、今回の仕込みに使われています。
多酸性と言っても多分当時の一般的な酵母と同じで、
当時の協会一号とか二号酵母も似たような性質だっただろうということです。
この酵母で明治初期のように日本酒度＋10以上の辛口酒を造ろうとしたみたいですが、
実際使ってみると醗酵力は緩慢で、日本酒度＋2、アルコールは18度未満という結果です。
酸度はもろみで2.4ほど出て、割り水してもしかっりとした濃醇なお酒になり、
酸の利いた力強い味わいが、夏の酒としておすすめな逸品となりました。

以上は蔵元案内を纏めました。

お買い求めはこちらからです。

兄弟分で菩提もとで仕込んだお酒もありましたが、
こちらは蔵で直ぐに完売してしまったようで、
当店でも店頭のみの販売となります。

タグ：杉錦 杉井酒造 杉井均乃介 山廃仕込 多酸性酵母