初霞

20100816

初霞生もと純米酒漬け梅酒
　　　久保本家酒造(奈良県宇陀市)



蝉の鳴き声も一時に比べると随分と穏やかなものになり、
朝晩にはとんぼが見られるようになってきました。
それでも、暑さが緩まる気配は一向にありません。
梅のエキスはクエン酸を多く含み、
また蜂蜜は町内で吸収され易い糖類を含みますので、
夏バテ気味のかたにお勧めの、ちょっと贅沢な梅酒です。



ところで、この頃では暑さを冷たいもので迎え撃つのは、
若い人達の特権かもしれないと思うようになってきました。
最近は夏場でもお燗のお酒を飲むことが多く、
焼酎もお湯割することの方が多くなりました。
コーヒーを飲んでも、年中ホットなものを、
汗をかいた後の昼間のシャワーでも水で浴びることはほとんどありませんし、
クーラーをかけながらの睡眠がつらいこと。

大人になって甘いものを飲む事もあまりなかったのですが、
ここ数年の夏はジュース類を飲む事も増え、
プライベートで手にすることはなかった梅酒を飲んでみようかな、
なんて気分になるのも歳を重ねたせいなのでしょうか。
身体が口に入るものに対して、理性ではなく本能で感じる喜びの方を、
必要とするようになってきているようです。

医食同源といいますが、改めて「食べたものが身体になる」
ということを考え直してみったいと思っています。

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