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忠臣蔵 [入荷予定]

20120214

奥藤商事株式会社

(兵庫県赤穂市坂越)


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 ようやく入荷してきました。
 ここ数年来の宿題をまた一つクリアです。

 縁あって、赤穂に訪問するようになって何年か経ちましたが、一番最初の目的は「あこうパン」さんへの訪問でした。

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 まぁ、だいたいこんな変なパンを焼いたりしてくれますが、赤穂に着くと朝食がてらの焼きたてのパンをいただいています。というよりも昔も今も、ここあこうぱんさんでお目当てのパンを買い込むのが一番のミッションではあります。

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 そんなあこうパンさんへの訪問を通じて知り合ったのが友人デルフィ夫妻や青木酒店さんです。訪れるたびに歓待をしていただいていますが、そのS夫妻がドライブがてらに案内をしてくれたのが坂越にある奥藤商事さんでした。

 奥藤商事さんはもともとは水運の利を生かした回船問屋を行っていたそうで北前船を通じて大きな財をなし、その蓄えから日本酒造りを始めるようになったといいます。およそ400年以上もの歴史になるそうです。敷地内には古い仕込み蔵を利用した郷土史館を併設しており、江戸期からの日本酒造りや北前船等に関する多くの貴重な資料が所蔵されています。

 何かきっかけがあれば、当店でも取り扱いをと思っていたのですが、一昨年の訪問でいただいた山廃仕込みのお酒の力強さが秀逸で、炭素濾過をしない輝きのある色合いに心が打たれました。真面目に媚びずに地道にお酒造りに挑んでいる姿を思い浮かべてしまう素直な美味しさにあふれたお酒でした。
 何度か訪問をしたのですが何故か蔵元とお話する機会に恵まれず過ごしてきてしまい、それならば実際に会いするまでお酒を扱うことはしないと考え、今回の訪問で漸く造りに関すること等の蔵のお話を、蔵主兼杜氏である奥藤利文氏に直接に伺いすることができました。思いに違わずの実直なお人柄で、お酒も直ぐに送っていただけることになり、写真にあるお酒を案内することができるようになった次第です。

忠臣蔵山廃純米酒無濾過生原酒


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 今回の入荷のお酒の案内はこちらからになります。

 社長である奥藤さんの写真がありませんが、いくつかの蔵内の様子をアップしておきます。

 米はすべて手荒いで、古い甑にてお米は蒸します。

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 年産200石足らずのお酒に使う麹も蓋麹を中心に全て手造りで製麹します。

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 ちょうど今回入荷してきた山廃のしぼりたてお酒のもろみタンクです。

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 お酒はすべて槽でしぼります。

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 今年のもろみ本数は20本ほどで、年々地元用の普通酒は減る傾向にあり、今後は県外に向けた特定名称酒への比重を高めていかれるということです。少なからずの向上心がふつふつと感じられ今後も楽しみな奥藤酒造さんです。

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